『やめてしまいたい』リリース記念インタビューvol.1:大平伸正

フリーダウンロードでのリリースとなった『ぼくトキみのコト』から約5ヶ月、その先に見ていたという“次のステップ”として、10/7(水)にはフルアルバム『やめてしまいたい』のリリース、更にはリリースツアーのファイナルとして、自身史上最大のキャパシティでのワンマンライブが控えている。と、ここにきて立て続けに挑戦し続ける彼らの心境に、迫ってみようと思う。まずは、大平 伸正(Vo/Gt)に、彼らしく素直に今について語ってもらった。

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■ghostnoteってバンドを再認知してもらうために、すごく意味があるものだったなとも思いました。
■大切な人に、聞かせたい人にプレゼントしてほしいです。人と人を繋ぐアイテムになってほしいなと。

―――前回のフリーダウンロードはどうでした?

大平:沢山の人が本当にダウンロードしてくれましたよ。リリース当初は、それこそSNSとかで「初めてghostnote聴いたけど、すごい良かった」とか「ライブ行きたい」とかいう言葉を目にしたりもしていたし。でもやっぱ、今の時代ではSNSはリアルなのかもしれないけど、ghostnoteはずっとライブハウスをホームとしてやってきたし、今もそうやって活動しているから、なんかこう…その時点では沢山の人に聴いてもらえたってゆう実感は沸かなくて。

―――数字だけというのは、ぼんやりとしたものに感じるかもしれませんね。

大平:そうなんです。でも、いざツアーを回り始めたら、「はじめてライブにきた」って人がいて。ライブハウスで改めて実感できました。はじめての人が各会場にいてくれたってことが、すごくうれしかったです。

―――今まで来たことない人が、「ghostnoteのライブが観たい」って気持ちを持って足を運んでくれるってすごいことですよね。

大平:そこは本当に実感しました。あとは、色んなところにメンバーでポスターを配ったりしたから、「あそこにも貼ってました!」とか、それこそ色んな人に言われて。ghostnoteってバンドを再認知してもらうためにも、すごく意味があるものだったなと思いました。

―――なるほど。予想と違ったな、なんてことはありましたか?

大平:今回のフリーダウンロードみたいに、ネットからパソコンとかでダウンロードしてくれる人達と、CDショップに行ってCDを買う人達って、全然違うシーンなんだなって改めて思ったんですけど、逆だったんですよ。

―――逆だったと言いますと?

大平:高校生とか、若い子はダウンロード世代なのかなって思ってたんですけど、逆に「ダウンロードの仕方がわからなくて…CDだったらすぐに買えるのに!」とかあって。

―――意外です。私も若い子はダウンロード世代なのかと。

大平:逆なんですよ。自分でパソコン買って仕事で使ってるような世代がダウンロード世代なんですよね。そういったことも、今回のフリーダウンロードで感じました。

―――今回のアルバムはフリーダウンロードではないですが、タワーレコード及び一部店舗の初回出荷分特典として収録内容が全く同じのCDがつくんですよね。同じアルバムが二枚入っているという。なんとなくこれも「ghostnoteを知ってもらうために」ってことなのかなって思ったのですが。

大平:「知ってもらうために」というよりは「繋がり」ですね。要は、買ってくれた人にとっての大切な人に、聞かせたい人にプレゼントしてほしいんです。人と人を繋ぐアイテムになってほしいなと。

―――自分が好きな音楽って好きな人に教えたくなりますけど、やっぱり買って聴いてほしいですし、焼いて渡すとなると少し複雑な気持ちになるんですよね。その点、この形はうれしいです。オフィシャルであるので、気にせず共有できる。

大平:ありがとうございます。そんで渡しやすいように封筒に入れてるんですよ。ちなみにしっかり盤面もデザインされてますからね。しかも違うんですよ、デザイン。

―――凝ってますね!

大平:大切な人へのプレゼントですからね。普通のは赤でリンゴなんですけど、プレゼントのはグリーンでグリーンアップルになってるんです。ぜひ、大切な人と共有してほしいです。



■そのまま、あんまりキレイキレイせずに出しちゃおうって。例えそれが未完成であっても。
■一曲一曲思うが儘書いてるから、まとまりがないというか。俺は大好きだからいいんだけど!(笑)

―――今回のアルバムでキーとなる曲はなんでしょう?

大平:今回に関しては、自分で決められないです。

―――前回の『ぼくトキみのコト』の時に、“新しいアプローチ”という意味合いを込めて「輝きたくて」がキー曲だったので、今回は「イッサイガッサイ」なのかと思ってました。

大平:メンバーからはそういった声が上がってました。あと「クロニクル」。俺も、それがくるのかなとは思ってたんですけどね。なんというか、今回は、3人から4人になった時の曲であったり、4人になってから新しいアプローチをした曲であったり、変化を経てからようやく「はじめまして」って言える、一個の集大成というか。そんな作品だと思うんです。

―――フリーダウンロードの前のアルバムはメジャー時代ですもんね。そこから見ると、様々な変化がありますね。環境以外にも変化はあったんですか?

大平:曲を書く上でも、また更に一周して、原点に立ち返ったところがあります。辻褄合わせしたりだとか、うまくまとめようだとか、一曲の中にドラマを作って完結させようだとか。そういうのをなるべく排除して、自分の心の中のものを、そのまま、あんまりキレイキレイせずに出しちゃおうって。例えそれが未完成であっても。そういうのもあって、自分がまっさらというか。とりあえず思うが儘書いたから、皆が判断してってかんじですね(笑)

―――大平さんらしいですね。

大平:13年やってきたバンドが作ったアルバムじゃないな、と思いますね(笑)うまくまとまりたくないとか、綺麗じゃいやだとか。ベーシックというか、常識から逸脱したかったんですよ、今の自分は。逆を行きたかった。例えば「Wabi-Sabi」もサビでは「I feel you」とか言ってんのにタイトル「Wabi-Sabi」とか。

―――矛盾ですね(笑)

大平:すげぇ言われるんですよね「なんだそれダサいよ」って。でも、とにかくその時はタイトルつける時もひねくれたくて(笑)現時点でのマインドは、また次のステップに向かっています。そういうのをアルバムで一個出せたから、次はどうまっすぐに行こうかなって。同じものは作りたくないし、自分の中で一個ハードルをあげて、次はどうしてやろうかって。

―――『やめてしまいたい』はひねくれの塊を出し切った感じのアルバムなんですね。

大平:そうですね。とにかく「逆を行こう、逆を行こう」ってしてるから、ghostnoteの中では割とわかりずらかったり、ストレートさは排除されてるのかなぁと思います。一曲一曲思うが儘書いてるから、まとまりがないというか。俺は大好きだからいいんだけど!(笑)

―――アルバムの中で言えば、「クロール」なんかはすごいわかりやすい曲ですよね。

大平:「クロール」は、めちゃくちゃ前にあった曲なんですよ。上京する前くらいに、原型がすでにあったんです。『素晴らしき世界』ってアルバムをリリースして、ツアーが終わった後、次の作品に向けて曲を書こうって時に煮詰まっちゃって。メンバー皆でスタジオに泊まり込みした時にできた曲ですね。

―――最近リメイクしたってかんじですか?

大平:いや、元々このアレンジだったんです。メジャーいって、いざこれをリード曲にするかってなった時に、これじゃぁシングルっぽくないからって色々変えてたんです。でも変えた後、しっくりいかなくなってて、やりたくなくなっちゃったんですよね。でも、曲はいいと思っていたし、いきなりふとやってみようよってなって。やったらやっぱこれだ!って。

―――それこそさっき言っていた「一周して原点に立ち返った」ってことなんでしょうね。

大平:そうですね。そんなこんなしていたら、いつのまにかアルバムにも入っていた感じです。

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■言ったら「やめねぇよ」ってゆうことです。
■だからこそ、皆が応援や協力をしたくなるようなバンドに、もっと自分達がならなきゃなって。

―――今回のアルバムタイトル『やめてしましたい』について、前回のインタビューであんだけ「やめません!」と豪語したのに、なぜ敢えてこのアルバムタイトルにしたんでしょう。

大平:「やめてしまいたい」って曲が入っているってのもあるんですけど、なんかもうシャレですね(笑)言ったら「やめねぇよ」ってゆうことです。

―――なるほど。確かに「やめてしまいたい」って気持ちが少しでもあったらこのタイトルでアルバムはだせないですね。

大平:そういうことです。もうまずね、今回のアー写だって、なんかもう…なんやこれってゆう。何を狙ってんねんって(笑)13年やってて一番ふざけてますからね。で、アルバムタイトル『やめてしまいたい』。どこに向かってんねん、ghostnote!っていう感じなんですよ。

―――誰もが思ったかもしれませんね(笑)

大平:今回に関しては、「ghostnoteとは、こうなんだ!」って決めきらないというか。楽しんじゃってたら、こうなっちゃってたみたいな。「楽しんでいこうや~パンチだしていこうや~」ってやってたらこうなっちゃってたんですよね(笑)

―――理想だと思います。楽しんで好き勝手やって、いいものが作れる。

大平:俺も「この感じどんな感じなんだろう」ってなってますけどね(笑)でも、楽しいなみたいな。

―――反動なんですかね。メジャーの時の。

大平:かもしれません。こうじゃなきゃいけないって思っていたことから解放されて…その反動はあるかも。好き勝手やりたいーって。

―――より素直なghostnoteがでました!ってかんじですね。

大平:そうですね。“天然”のghostnoteです。こっからどういう風に変わっていくのか、音楽に対してどう向かっていくのか、自分自身も楽しみです。興味あります。

―――直近の向かう事としては、ghostnote史上最大キャパでのワンマンが控えてますよね。こちらについては、今現在どんな気持ちを抱いていますか?

大平:プレッシャーは正直あります。皆がどうやったら来たいと思ってくれるのかとか、どうやったら協力してくれるのか。

―――前回のワンマンの会場であるO-Crestと比べると、岡山も東京もキャパ数一回り大きくなってますからね。

大平:だけど、だからと言ってやらないっていうのも、違うと思うから。俺は結構、周りから見てそれは無理だろってことにチャレンジするのが好きで、追い込まれ時に強いと思ってるんです。エネルギーをプラスに変えて、やり切りたいですね。やるからには、SOLD OUTしたいです。

―――やる気満々ですね。

大平:いい感じに埋まればいいかなぁ。なんて考えているようじゃ、やる意味はないと思うし。結果はやってみないとわからない。だからこそ、皆が応援や協力をしたくなるようなバンドに、もっと自分達がならなきゃなって。

―――ファンあってのバンドですからね。

大平:ツアーも、正直行きたいのに行けない場所沢山あったんですよ。きっと待っていてくれただろうに。私の町ツアーに入ってないんだけどって思ってくれてる人もいると思うし、それは自分達としても悔しく思う。でもまずは、今回行ける一ヶ所一ヶ所で、ちゃんと大切に、丁寧に届けて、それを積み重ねてきた結果を、ツアーファイナルシリーズで皆に伝えられたり、自分自身で感じられたり、形に出来ていればいいなと思いますね。


■何より心強いです。最高の仲間から、本当に最高の御膳立てをもらって。
■おこがましいかもしれないけど、自分達の信じてる音楽で返していきたいですね。

―――前回のインタビューで“身近で尊敬できる仲間”として名前の挙がったCHERRY NADE 169とHalo at 四畳半と、10/15にツアー初日のスリーマンですね。最高の仲間と迎えた幕開けの、率直な感想が聞きたいです。

大平:めちゃくちゃ嬉しいですよ。2バンド共も即決というか「ghostnoteのツアー初日ならでますよ!」って快諾してくれたことも嬉しかったですね。何より心強いです。最高の仲間から、本当に最高の御膳立てをもらって。こんなに心強いことはないです。10/23には岡山でircleとツーマンも控えてますからね。

―――今回のツアーはほんとに下町のお神輿というか、仲間に支えられたあったかいものを感じます。

大平:そんな感じしますね。ツアーもですけど、バンド自体がそうですよね。仲間にも支えられてるし、ライブハウスにも支えられてるし。当然このアルバムを楽しみにしてくれてる人とか、ライブによく来てくれてる人とか、皆に支えられてバンドって成り立ってるわけで。だからこそ、おこがましいかもしれないけど、自分達の信じてる音楽で返していきたいですね。ちゃんとこれから拡がっていって、皆にいい景色を見せてあげたいって思うし、ghostnoteについていってよかったって思わせてあげたい。言うことはできるけど、それをちゃんと形にしていかなきゃなって。

―――それを今回のツアーファイナルで示してるってことですね。

大平:そうですね。意地でもSOLD OUTさせないと。ちゃんと先を作って、皆が安心して楽しめる、安心して期待できる活動をしなきゃと思います。信頼されるってことなのかな、本当の意味で。旬が過ぎたら、はいさよなら~ってバンドになりたくないんですよね。ずっとその人の人生に、いつでもあるような。なにかあったらghostnoteってなりたいんです。

―――人生に寄り添うというか、ghostnoteのライブはそういった温かみがありますよね。今回のツアーでは今まで以上にその気持ちを感じれるライブが観れそうです。楽しみにしています。

大平:今回はいいツアーになると思います。意地でもやります。よろしくお願いしますっ!

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取材・文◎鈴木佳菜

【ghostnote RELEASE info.】

2015/10/7(wed) on sale
ghostnote / やめてしまいたい
品番:TOTR-1506
価格:\2800+税
レーベル:”T”RUST OVER 30 recordings

<収録楽曲>
1.イッサイガッサイ
2.輝きたくて
3.少女C
4.クロニクル
5.さよなら
6.私
7.ガールフレンド
8.やめてしまいたい
9.夜のハイウェイ
10.クロール
11.オンリーロンリー
12.勇気の唄
13.真夜中オルタネイト
14.Wabi-Sabi

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【ghostnote MV info.】

ghostnote -少女C

ghostnote -夜のハイウェイ


【ghostnote LIVE info.】

~ghostnote「イッサイガッサイやめてしまいたい、さよなら」TOUR
10/15(木) 渋谷TSUTAYA O-Crest
10/23(金) 岡山CARAZYMAMA 2ndRoom
10/24(土) 吉祥寺ミミノコロックフェス2015
10/25(日) 金沢 一生青春FESTIVAL2015(大平弾き語り)
10/31(土) 高円寺周遊フェス「BOYS ON DREAM~一生青春!!~」Vol.2
11/1(日) 川越DEPARTURE
11/13(金) 札幌Sound Lab mole
11/14(土) 札幌Spirituallounge
11/21(土) 宇都宮HEAVEN’S ROCK VJ-2
11/22(日) 名古屋「Circuit世界の砂場から」
12/5(土) 神戸太陽と虎
12/6(日) 福山MUSIC FACTORY
12/12(土) 千葉 志津Sound Stream sakura
12/13(日) 仙台長町 RIPPLE
12/19(土) 新潟CLUB RIVERST
12/20(日) 盛岡Club Change

【「イッサイガッサイやめてしまいたい、さよなら」TOUR ファイナルシリーズ〜】
10/10までe+先行受付中!e+先行でチケットをお買い上げの方に、ライブ当日「各会場オリジ ナル限定特典」進呈!
※特典は会場により異なります。

[ghostnote「イッサイガッサイやめてしまいたい、さよなら」TOUR IN OKAYAMA]
2016/1/16(土) 岡山 CRAZYMAMA KINGDOM
18:00 open/18:30 start
ghostnote(ワンマン公演)
前売2,800円 / 当日3,300円(ドリンク代別途)
チケット:10/24発売:L[63362]、P[277-323]、e+、店頭

e+先行(10/1〜10/10 23:59)はこちら
↓↓↓↓
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002169799P0030001P0006

[ghostnote「イッサイガッサイやめてしまいたい、さよなら」TOUR IN OSAKA]
2016/1/23(土) 大阪 十三ファンダンゴ
18:00 open/18:30 start
ghostnote / (ゲスト後日発表)
前売2,300円 / 当日2,800円(ドリンク代別途)
チケット:10/24発売:L[56519]、e+、店頭

e+先行(10/1〜10/10 23:59)はこちらへ
↓↓↓↓
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002170308P0030001P0006

[ghostnote「イッサイガッサイやめてしまいたい、さよなら」TOUR IN NAGOYA]
2016/1/23(土) 名古屋クラブロックンロール
18:00 open/18:30 start
ghostnote / (ゲスト後日発表)
前売2,300円 / 当日2,800円(ドリンク代別途)
チケット:10/24発売:L[43788]、店頭

e+先行(10/1〜10/10 18:00)はこちらへ
↓↓↓↓
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050001P002170110P0030001P0006

[ghostnote「イッサイガッサイやめてしまいたい、さよなら」TOUR FINAL IN TOKYO]
2016/1/29(金) 渋谷 TSUTAYA O-WEST
19:00 open/19:30 start
ghostnote(ワンマン公演)
前売2,800円 / 当日3,300円(ドリンク代別途)
チケット:10/24発売:L[73177]、P[277-707]、e+、店頭

e+先行(10/1〜10/10 18:00)はこちらへ
↓↓↓↓
http://eplus.jp/sys/T1U89P0101P006001P0050002P002017571P0030052P0006

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